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日本におけるCDC6shRNA治療

現在、CDC6 shRNA治療は、社会生活を送れる状態もしくは、送ることを希望している状態でありながら、がんの標準治療の適応がない進行がん、末期がんと宣告され、他になす術がない患者さんに対して提供されている。

■ 41歳女性、上咽頭がん、頸部リンパ節転移
2006年11月、放射線治療をはじめ、さまざまな治療を施したが改善は見られず。
2007年8月、右頸部のリンパ節郭清と、抗がん剤の投与が施されたが、治療効果が得られず、CDC6shRNA治療開始。
3年くらい前までは入院の際、もう病院から出ることもないと思われることもあったが、今では日常生活を不自由なく営まれるまでに改善している。がんそのものは消えてはいないため現在も治療は継続中だが、それまで標準治療を選択して来られた医師達に現在の症状を伝えたところ、どの医師もその経過に驚かれている。

■ 60歳男性 スキルス胃がん 腹膜播種
2007年5月 ステージ4 胃全摘
2009年10月、腹膜播種、横行結腸腫瘍性狭窄。
その後、CDC6shRNA治療療を開始し、がんが消えたわけではないが、体調が改善され、退院されて日常生活を不自由なく送れるところまで回復した。

■ 53歳女性
2006年、進行乳がん、遺伝子治療開始。
右乳房に存在した大きながん病変は瘢痕は残るものの、遺伝子治療開始後5年を経過した現時点でMRI検査やPET検査ではがんは確認されていない。

■ 41歳女性 
2008年乳がん手術
2009年、肺転移、遺伝子治療開始
肺転移巣の腫瘍サイズはやや縮小傾向あり。

■ 46歳女性
2008年、乳腺腫瘍
2010年、増大傾向あり乳がんと診断 遺伝子治療開始
MRI上、腫瘍サイズ縮小傾向あり。

■ 43歳女性
2008年膵臓内分泌腫瘍 肝臓転移。
2010年5月手術。
以降遺伝子治療開始。
現時点では、腹部症状がコントロールされている。

■ 70歳男性
2010年 PET検査で前立腺がん疑われ治療開始継続中。

◆ 80歳男性
2010年 肺がんステージ4

◆ 40歳男性
2011年 下咽頭がんステージ4
本治療で完全に症状をコントロールしているとまでは言えないが、CDC6shRNA治療は、今までどの治療をしても管理できなかった末期がんの患者さん達に対して効いている印象はある。